恋愛のトラウマ

当時は気づくことができなかったんですけど

いまでもふと思い出すと動悸がしてしまうトラウマになっている元カレがいます。

お付き合いした人数が片手に満たないという恋が少ない私。

当時、8年くらいお付き合いした方とお別れすることになって、転職もして、その会社で出会ったのが彼。

自称小栗旬。

「俺、小栗旬に似てるって言われるんだよね」

断っておきますが似ても似つかないです。

新しい職場と職種でいっぱいいっぱいの私は通常の判断ができなかったのだと、いまなら振り返ることができる。

その彼はいわゆるモラハラ男。

私の服装、髪型を指定する。
ジーパンに白いTシャツがお好みらしいです。

猫が一番大事なので、彼女はおざなり。(人間界ではトップに順位付けされるらしい)

一緒にいるのを他の人に見られたくないとのことで、車の後部座席に座らせられる。

福島旅行の際、彼が福島の実家に寄っている間、私はコンビニで待たされる。

ふたりで一泊温泉のときもオンラインゲームをやり始める。その間、 当方は放置です。

さすがに旅行中にゲームは止めてほしいって訴えたけど、結局やってた記憶。

当時でもちょっと…って思った言葉で覚えているのがこちら。

「結婚したら俺より遅く帰ってくるなんてあり得ない」

「起業したいから, SoraがFXで稼いでよ」 と本屋に連れて行かれて、FXコーナーを物色させられる。

他にも、こんなエピソードがあります。

元奥さんから家賃半分をずっと払ってもらっている

おじいちゃんから生活費をカンパしてもらっている

彼の仕事はケアマネジャーだったのですが、外回り中に車の中でゲームをしている

私が猫に激しく腕を引っ掛かれて流血しても心配や手当をしてくれない

そのときの傷は痕に残ってしまいました。

お金の件、手取りが16万円なのに家賃が7万円で、猫を2匹飼っている。

まず、 ここがおかしい。

元奥さんからの家賃ってちょっとおかしいから止めてほしいって言ったら「じゃあその分払ってね」 と言われる。

同棲もしていないのにおかしい。

出会って3ヶ月目くらいに同棲しようって言われて、当時の私のアパートを解約。

それなのに解約したあとに、「やっぱ実家に帰ったら?」 と同棲発言撤回されてしまい住居を無くす事態に。

たしかキッカケは「寝る前に歯磨きしないの?」 という私の言葉。

彼は歯磨きしないで寝ようとしてたんですね。

なので、磨いた方がいいよって言ったらキレた彼。

なんて些細なこと。

私の実家は親の離婚だったり、裁判だったり、なんだりかんだりで頼れない場所だったのですが、事情を話し、母の前で号泣したのを覚えています。

申し訳なさと、 情けなさで。

住む場所が無いので、古川の実家である県営住宅にしばらく住まわせてもらいました。

三本木のひまわり畑

だんだんと、彼といると手が震えたり、彼にとって正しい自分の振る舞いが何なのかを考えたり、咳が止まらなかったりしました。

その後、私はブラック企業だった当時の会社を辞め、いまの会社に入り、彼とも疎遠にしました。

すこし経った頃にLINEが来ていましたが、怖くて未読ブロック。

いまなら、いっぱいいろいろおかしいでしょうよとツッコミどころ満載ですが、当時は全くおかしいとは思わなかったんです。

こわいですよね。

あの3ヶ月は、仕事もプライベートも間違いなく濃厚な時間でした。

彼と離れることができてよかったけど、いまもふとしたときに彼の言動だったり、当時の手が震えるような感覚を思い出して動悸がすることが多々あるのが悲しい。

同じような人がいたら、お伝えしたい。

ちゃんと自分を大切にしてくれる人に出会えるから、ちょっとでも違和感だったり心身の症状が出たら、その環境から自分を逃がしてあげてほしい。