忘れもしない2021年2月2日。
会社帰りに仙台方面から古川へ愛車のVitzを軽快に走らせていたところ、山の上から大きなイノシシがすごい勢いで降りてきました。
ものすごい速さの巨大なイノシシを避けることもできず、イノシシは私のVitzに激突して去っていきました。
パニックに陥った私は手をプルプル震わせながら会社の先輩に電話。
そのあと保険会社に電話。
イノシシが生きてる場合は警察に電話しなくていいんだって。
今後一切使わなそうな豆知識を得てしまった。
JAFの人にエンジン見てもらって、フォグランプはもうどっかいったけど、バンパーをテープで留めて古川まで自走することに。
まわりの「え、この車、事故ってんじゃん」という好奇の目をたっぷり浴びながらなんとか帰宅。
会社の部長に電話。
「お疲れさまです。すみません、イノシシ突撃に遭ってしまって明日会社行けないんです…」
「それは大変でしたね。体は大丈夫? 私もアメリカで鹿に衝突されたことがあるので分かります」
というまさかの共感いただきました。
そんなこんなでトヨタに持っていったら、運転席のドアも凹んでいたりと新車を買ったほうが良いというレベルだと判明。
そっから数日悩んだ。
車なしでは生きられない。
いちばん大きな理由はパニック発作を持っているから。
公共交通機関使って通勤なんて無理。
車は自分だけの自由な空間でそれが好き。
自分の持ってるうつとかパニックについても知っているうえで、会社の先輩が相談乗ってくれたりサポートしてくれて、古川から仙台へ引っ越すことに。
代車を借りれる期間が有限なので、速攻お部屋を内見して、あれよあれよと2/27に引っ越し。
人生が大きく動いた濃厚な1ヶ月。
いまではイノシシに感謝してる。
ぶつかっていったイノシシが心配で、確認。
脚をくじいて路肩にいたけど、そのあと無事に山に帰ったみたい。
安心。
イノシシもビックリしたよね。
新しく山を切り開いてつくった道路だったから、人間のほうが悪い。
あのときのイノシシさん、ありがとう。